現実の淡さ ―33分探偵紹介―

院試前最後の週末ですが、GP神戸神戸旅行に行ってきました。
ドランに対してはデッキリストをちらっと見ただけで、メインから対策してないだけでなく、練習すらしていなくてキープハンドが分からないというオチ。
2回当たって死にましたよ。
1回目は3ゲーム目に除去を1枚しか引かず《狼骨のシャーマン/Wolf-Skull Shaman》を除去れずに黒命令で死亡。
2回目の対戦相手はデッキが甘そうだったのでなんとかなると思ったが、マナフラッド×3で、相手マナスクリューのゲームを1本とるも無理でした。



さて、今週の一品ですが……残念なことに今週は何も購入していません。
ということで今回書くのはマンガやラノベではなくドラマ。
今週土曜日に第1話が放送された堂本剛主演の33分探偵です。


5分で簡単に解決してしまった事件を、探偵である鞍馬六郎(堂本剛)が放送時間である33分までどうにか長引かせる話。
決め台詞は「この簡単な事件、俺が33分もたせてやる!」
「真犯人は別にいる」という言葉とともに捜査を始めると、被害者の裏の顔や周囲の不審な行動、人間関係が暴き出されていく。
もちろん最後には探偵に不可欠な推理ショー。
そして「真犯人は○○、お前や!」と格好良く犯人を名指しします。



が、そんな小説のような展開はあるはずもなく、どれほど捜査しようが犯人はやっぱり開始5分で逮捕された人なのです。
鞍馬探偵事務所には推理小説や刑事や探偵のフィギュアが並んでいて、六郎がどれほど推理モノが大好きか分かります。
だからこそ、現実で小説のようなワクワクする事件が起きて欲しい。そう願っているのかもしれません。
現実では、探偵が警察に敵うはずはなく、一人の敏腕刑事が圧倒的頭脳で事件を解決に導くはずもない。
でもやっぱり、そんな夢の出来事が現実に起きて欲しいと思ってしまうのは自然でしょう。


これって、先月発売されたARURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜 でも同じだったよね。
というか、AURAのせいで33分探偵を見ていてそのような印象を受けたと思う。

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)

33分探偵の紹介でなく、AURAの紹介になっている気がするのは気のせいデスヨ。


そんな主人公が活躍するドラマ、33分探偵
脚本は福田雄一でコメディ一直線です。
推理モノのドラマと言えば、今期は大野智主演の魔王が面白くてハマっていますが、シリアスなそちらとは正反対の雰囲気を醸し出しています。
シリアスを見て、次の日にコメディも補給できる。今期は魔王と33分探偵のコンボですよ。


最後に。
33分探偵はコメディのみと言いましたが、第1話で気になる台詞が。
「たま〜に真犯人見つけちゃうこともある」らしい。
福田雄一は期待に応えるのか、もしくは上の台詞はダミーでありコメディを貫き通すのか、楽しみです。


さて、来週の予告。
8/10に3巻が発売。五ヶ月連続刊行で健康面が心配される杉井光が描く青春ロックバンド小説、さよならピアノソナタについて書きたいと思います。

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)

さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)