繋ぐもの ―さよならピアノソナタ紹介―

 昨日の33分探偵第2話は微妙すぎ。
 第1話では、殺人の方法を推理モノでよくあるトリックにこじつけようとしたが、今回はそれが薄かった。犬を使ってアリバイ工作とか聞いたことね。


 今週はFate/Zero material買いました。
 ちびアサシンはガチ。
 ロリコンジャナイデスヨ。


 では、今週の一品。
 予告通り、本日3巻が発売されるさよならピアノソナタです。

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

さよならピアノソナタ (電撃文庫)

さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)

さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)

 実は言うと私が杉井光に初めて触れたのはこの作品です。
 名前は前々から知っていて、神様のメモ帳にも引かれたのですが、そのときは手に取ることはせず。
 そのまま時は過ぎ、植田亮のイラストに魅せられてさよならピアノソナタを手に取ったのが、杉井光との出会いでした。



 《心からの願いの百貨店》――ナオがそう名づけた粗大ゴミ投棄場所で、世界を震わせる音楽が響いた。
 それが、ナオと天才ピアニスト真冬の出会い。
 後日の放課後、ナオは音楽CDを聞こうといつも通り使用されていない部室へ向かうと、部屋の中からエレキギターで奏でられるクラシックが聞こえてくる。
 部室は転校してきた真冬に占領されてしまっていた。
 楽器を弾けないやつは練習の邪魔と言われ部屋を追い出されてしまうナオだったが、民俗音楽研究部(つまりはロックバンド部)部長の神楽坂先輩や同じく民音所属で腐れ縁の千晶に唆されて、真冬に部室を賭けた演奏勝負を持ちかける。


  
 という、要は青春ロックバンド小説。
 でも、ロックだけでなくクラシックも出てきます。
 読む前はロックバンドを題材にした人のふれあいを描くラノベだと思ってたがそんなことはない。音楽にもしっかりと力が注がれている。
 ぶっちゃけて私はロックやクラシックを殆ど知らない。小説だからBGMがあるなんてこともない。でも、音楽が、名曲が、そのアレンジ曲が、確かに聞こえてくる。文章が音楽のカタチを持って耳に響くのだ。
 もちろんその音は明確なものでなく雰囲気でしかない、それでも奏者の想いはきちんと伝わってくる。
 「音楽」を楽しめる小説です。
 ちなみにニコニコで検索すると使用曲まとめ動画があったりする。(あるとは思わなかったよ。)


 ではストーリーから外れ、キャラへの愛を。
 神楽坂先輩好きだぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!
 ってことで、今回はお姉さんキャラです。
 その中でも、うぶな少年をからかい楽しむそんなキャラ。でも何故か百合発言連発。
 リトバスの姉御に近いキャラ。てか同じじゃね。すでに脳内ではCV田中涼子で再生されてます。
 なんかいいよね。こういうキャラ。なにがいいのか説明できないんだけど。百合への妄想か? なかなか振り向いてくれないからか? 普段見せる強さと心を開いたときに垣間見せる脆さとのギャップか? 
 ……説明できてるじゃん。それら全てがいいのだ!


 なんかグダグダになりつつも今週はこれにて。
 来週は……熊本に旅行に行くため更新できず。次回は再来週です。
 次回は何を取り上げようか。まだ決めてない。購入予定表で気になるのは黄昏色の詠使いFate/ZeroドラマCDだが……両方とも有名だしな。何か考えて思いつかなかったら黄昏色の詠使いの紹介でも書こうと思います。