縮図 ―ツァラトゥストラへの階段紹介―

 果たして明日、予約なしで未来福音を買えるのだろうか。


 ヴェスペリアはちょくちょくプレイ中。今、人魔戦争跡地です。
 クリアまであとどれくらいなんだろうか? 2週目やらなければいけないし、リトバスEXインフィニットアンディスカバリーは積んでるし、今月はエロゲ2本買うし……気づいたらラストレムナント発売一週間前とかになってそうw


 あと、本日、セラフェノ音語のことをすっかり忘れていることを思い出しました。9月下旬に細音さんのHPでセラフェノ音語・真言について、なにかしら更新があるらしいので来週の土日あたりに解読作業をできればいいなと思ってます。



 では、本題。
 今週の一品は、2007年電撃大賞金賞をとった扉の外でデビューした土橋真二郎ツァラトゥストラへの階段です。

 まずはあらすじから。


 囚人ゲーム。それは、パルスという存在を宿した者たちが参加するゲーム。パルスを宿した者は自身の能力が上昇する。囚人ゲームではパルスの能力を用いて体力と知力を競い合う。
 パルスに感染した福原駿介は囚人ゲームを主催する組織から招待を受ける。
 最初は逡巡していた福原だったが、姉の失踪が囚人ゲームにあると知り、参加を決意する。


 といった、超能力ゲーム小説です。
 体力と知力を競うって書いたけど、福原の能力は知能増幅のため基本的に知能戦です。
 私、頭脳戦って大好きなんですよ。
 計画、策略、戦術、戦略が好き。
 駆け引きが好き。
 誤算が好き。
 逆転の一手が好き。


 覚えている限りで初めて頭脳戦に触れたのは、長瀬智也主演のドラマ、ビッグマネーで、当時中学生だった私は毎週木曜日を楽しみにしていた。

ビッグマネー~浮世の沙汰は株しだい~ DVD-BOX

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 古代や中世を生きる破壊の力ではなくて、現代を生きる頭脳の力でしのぎを削ることにワクワクしたのだ。
 当時は、戦いと言ったら拳のぶつかり合い、という作品にしか触れたことがなく、自身の頭脳で戦うなんてものは初めてだったわけです。
 頭脳を用いるという点では推理小説や推理ドラマ(古畑任三郎らぶ)、怪盗ものが好きだったけども、それは相手を追い詰める作品、相手の裏をかくアクション作品であって、ここで言っている「頭脳戦」とは違うものだった。
 高校で頭脳戦には巡り合えなかったが、大学に入りDEATH NOTEに触れ、狼と香辛料に触れ、そして扉の外に出会った。
 金賞だからというよりも、ゲームという文字に引かれたため手に取った。
 読み始めると、まずはどこのパラノイアやねんと思ったが、徐々に期待してた展開になってくれた。
 

 そんな扉の外が最終巻を迎え、新たに始まったのがこのツァラトゥストラへの階段です。
 扉の外の駆け引きゲームに超能力(パルス)を追加したのが本作。超能力と聞けば顔をしかめたくなるが、パルスのせいで扉の外よりも面白くなっていると思う。
 2007年電撃文庫大賞と言えばミミズクと夜の王だが、金賞の扉の外もどうでしょうか。
 ……あれ? 扉の外の紹介になっているw


 


 明言されてないが、おそらく扉の外とツァラトゥストラへの階段はリンクしてるので、扉の外の続きもいずれ書かれることになると思う。
 ツァラトゥストラへの階段を読むなら扉の外も一緒にどうぞ。