全てのピースをひとつに(不完全版)―魔法先生ネギま!258時間目感想・考察―
1巻から読み返してたら記事のアップに時間かかりました。最初は要点だけ読み直すつもりだったのに、いつの間にかすべて読んでたよ……。
では、今週のネギま感想。もう先週のネギまだけど。
以下単行本派の方にはネタバレ。
明日菜の正体と完全なる世界の目的―魔法先生ネギま!考察― - 想造と共有で述べたように、今までの不明確な点の可能性を挙げていき、結論を予想してくのがこの記事の主旨です。あくまでも予想。また、話の収束に期待しないでください。
今週のネギまでは大量のヒントが提示された。
ネギ君の言うとおり、今ならパズルの全体像が見えるのではないか。
ではまず、パズルのピースを挙げていこう。これから挙げるなかには必要のないピースがあるかもしれない。見落としがあるかもしれない。ダミーがあるかもしれない。しかし、とりあえずは、できうる限りの謎を挙げていきたい。
#読み返しで思ったけど、雷天大壮2で髪の毛が伸びるのは放熱のためかもね。
- ザジの正体(1巻)
- 現実世界で魔法使いの存在を知っている一般人はどれくらいの地位の者か(1巻)
- 亜子の正体(1巻)
- 明治の中頃に麻帆良学園創立(2巻)
- 図書館は蔵書の増加に伴い地下へ向かって増改築が繰り返された(2巻)
- 島という不自然な立地の図書館(2巻)
- 明日菜とネカネが似ている(2巻)
- カモの正体(3巻)
- フェイト(と月詠)が千草に協力していた理由(5巻)
- フェイトが明日菜やエヴァの名前を知っていた(6巻)
- 「人形か或いは……」(6巻)
- フェイトはイスタンブールの魔法協会から研修として派遣(6巻)
- 千草の両親は大戦で死亡(6巻)
- 「どちらかと言えば姉弟ですな」(6巻)
- 中国拳法を使うフェイトとネギ(7巻)
- ナギは子供のころネギの村に住んでいた(8巻)
- 6年前の雪の日ナギの正体(8巻)
- 6年前の雪の日誰の仕業(8巻)
- ヘルマンを雇った者「学園の調査」「ネギとアスナの調査」(8巻)
- ネギが日本に来る前に覚えた8個目の魔法(8巻)
- 世界樹の周期は22年(9巻)
- 今回は異常気象の影響か世界樹の周期が1年早まった(9巻)
- 「この時代に機械のサポートもなしにこれだけの戦闘力を個人で発揮できる人間がこんなにたくさん残っていたとはネ」(9巻)
- 超は火星人(10巻)
- 世界樹の命令をマジクキャンセルで解除することができない(10巻)
- 龍宮の元パートナーKouki T(2年前に死亡)(10巻)
- 「あなたの求めた彼と再び会える日は来ないかもしれません」(12巻)
- 「この時代彼らは我々の世界とはわずかに位相を異にする”異界”と呼ばれる場所にいくつかの『国』まで持っている」(12巻)
- 「彼等『魔法使い』総人口6千7百万人」(12巻)
- 超の目的は魔法使いの存在をバラすこと(12巻)
- アルがアーニャの半生を記録している(13巻)
- 「その魔法界を出て世界の人々の為に力を尽くすのが私達」(14巻)
- 「僕に……人に愛される資格はありませんよ」(14巻)
- 「この時代の使い手は最新式の軍用強化服を生身で軽く凌駕する」(15巻)
- 「今後百年で火星は人の住める星になる」(15巻)
- 超はネギの子孫(15巻)
- 魔法世界では、現実世界との交流を絶とうとする孤立主義が台頭している(15巻)
- 魔法無効化能力は魔法界でも片手で数えられる程しかいない(16巻)
- 「ここは世界樹の魔力を集める装置の遺跡とかかも」(16巻)
- 「安全のため短距離跳躍を重ねて休みを挟みながら一週間を戻るつもりだったんだが」「世界樹の中心部の魔力を使った副作用でしょうか?」(16巻)
- 「あんたにその程度の交渉を本国とできる力があることも承知している」(16巻)
- 学園地下に無名の鬼神が石化封印されていた(16巻)
- 「一説には古代の魔法使いたちが世界樹の強大な魔力をここに集め、壮大な儀式を行うために築かれたとも言われています」(16巻)
- 超の目的は人類の存亡といった究極的事態に関係していない(17巻)
- 超の文様が闇の魔法の文様に似ている(17巻)
- 「私の望みは既に達せられた」(18巻)
- 超とフェイトに繋がりなし(19巻)
- 学園長は超の事件を本国に報告していなかった(19巻)
- ヘルマンとフェイトに関係ありかも(19巻)
- ナギは10年前イスタンブールで行方不明に(19巻)
- 魔法世界への扉が開くのは週に1度、ひどい時は1ヶ月に1度(20巻)
- 魔法世界人口は5〜7億(20巻)
- 魔法世界への転移が超の時間跳躍と同じエフェクト(20巻)
- 「それも血のなせる技……か?」(20巻)
- フェイトはネギに死なれると困る(21巻)
- 「ローマの昔と違って」(22巻)
- 現実世界と魔法世界は数千年にわたって全く異なる道を歩んできた(22巻)
- フェイトの仲間に髪がネギ似の人物?(23巻)
- ゲートが破壊されたのは魔法世界で8月14日?(23巻)
- ゲートポートは同時多発テロにより破壊(23巻)
- 南の古き民と北の新しい民(23巻)
- 20年前が歴史上はじめての全面戦争(23巻)
- 旧世界のここ百年の愚(23巻)
- オスティアは北の陣営(23巻)
- 今年は終戦20周年(24巻)
- フェイトたちの目的は世界を救うこと(24巻)
- 焔がアーニャに似ている(24巻)
- 「奴らは世界を終わらせるつもりです」(24巻)
- オスティアは天然の魔法の力で浮かんでいた(24巻)
- オスティアは魔法世界の文明発祥の地(24巻)
- 「オスティアの王族の血筋には代々不思議な力を持つ特別な子供が生まれてきた。この世界が始まったのと同じ力でこの世界に息づく魔法の力を終わらせていくという神代の力」(24巻)
- 「ある側面から見れば確かに僕たちの目的はこの世界を破滅させることだ。だがそれも故あってのこと」(25巻)
- フェイトには修業の必要がない(25巻)
- 「ヘルマン伯爵の任務も血迷って邪魔されたようですね。任務自体は成功だったようですが」(25巻)
- 「新旧両世界のお姫様」(25巻)
- オスティアでのフェイトとの一戦は9月30日(25巻)
- 「現実世界の人間を巻き込むのは本意じゃないんだよ」(25巻)
- フェイトの作戦は、旧ゲートポートの確保と旧王宮深奥部(25巻)
- 「彼はこの数百年で唯一僕(以下不明)」(25巻)
- 大戦期にヘラス帝国がオスティアへ2度侵攻するが失敗(25巻)
- タカミチ少年探偵団(25巻)
- 世界最古の都王都オスティア(26巻)
- 大戦最後の舞台はオスティア空中王宮最奥部「墓守り人の宮殿」(26巻)
- 「世界を無に帰す儀式」(26巻)
- 「世界の鍵「黄昏の姫御子」は今彼等の手にあるのです」(26巻)
- 「まさか君はいまだに僕がすべての黒幕だと思っているのかい?」(26巻)
- 始まりの魔法使いの攻撃のパキャアン音(26巻)
- 「俺には絶対に勝てない」(26巻)
- 「私の推測が正しければアレを……あの化け物を倒すことはこの世界の誰にも不可能です」(26巻)
- 「姫子ちゃんが……いやそれよりッ儀式だ」(26巻)
- 「広域魔力減衰減少を確認! これまでに観測されたものの比ではありません!」(26巻)
- 「反転封印術式展開」(26巻)
- 「よろしいのですね……? 女王陛下」(26巻)
- 「その子は「人間」だ。無意味な殺生は控えるんだ」(26巻)
- 「君は君自身の罪の重さに耐えきれるのかい?」(26巻)
- オスティア最奥部はゲートポートよりも奥(250時間目)
- ゲーデルはネギたちを賞金首に仕立て上げた一派の一員である可能性が高い(254時間目)
- ネギの村を襲ったのは、その事件が起こることで最も利益を得るはずだった誰か(255時間目)
- ゲーデルは刹那のことを知っている?(255時間目)
- アリカは歴史上では18年前に処刑された(257時間目)
- 「造られた世界」(258時間目)
- 「「人造異界の存在限界・崩壊の不可避について」論文1908年」(258時間目)
- 「当然麻帆良学園他、各世界魔法使い組織の上位組織であるメガロメセンブリア上層部はこれを……」(258時間目)
- 「何も知らない哀れで儚い……木偶人形達。人の自我など錯覚による幻想にすぎないなどと言ったところで慰めにもならないね」(258時間目)
……104項目orz
とりあえず、今回の4項目に関連するものから抜き出していきましょう。ちなみに前提の仮説として「明日菜=終わりの魔法使い」でやっていきます。
あとがき:無理。数日で整理できなかったorz 明日のネギまの考察に生かせることを。また、これが誰かのインスピレーションを刺激し、素晴らしい考察を生むことを願います。
■魔法世界とその住人は作られたもの
- 「造られた世界」(258時間目)
- 「何も知らない哀れで儚い……木偶人形達。人の自我など錯覚による幻想にすぎないなどと言ったところで慰めにもならないね」(258時間目)
- 「その子は「人間」だ。無意味な殺生は控えるんだ」(26巻)
今回の収穫の一つです。フェイトの発言から魔法世界だけでなくその住人も誰かに作られたという可能性が高いですし、次の始まりの魔法使いに対する発言がその可能性をさらに高めます。
問題は魔法世界が作られた理由とラカン・ゲーデルなど現実に存在する人の名前を持った人物たちの謎である。
ラカンたちは確率論ではなんら不思議はないが、魔法世界が作られた世界ならば何か理由があるかもしれない。
■魔法世界を造ったのは造物主・始まりの魔法使い
- 「俺には絶対に勝てない」(26巻)
- 「私の推測が正しければアレを……あの化け物を倒すことはこの世界の誰にも不可能です」(26巻)
始まりの魔法使いが魔法世界とその住人を造ったのは明らかでしょう。名前的にもそう。
では、始まりの魔法使いとは何者かということを考えていきましょう。
■始まりの魔法使いに関する描写
- 始まりの魔法使いの攻撃のパキャアン音(26巻)
す、少ない。これだけじゃ分からないなあ。
ってことで、仮説を置きましょうか。
仮説1:始まりの魔法使いは現象
ナギが始まりの魔法使いを倒したときに首が吹っ飛んだのが仮説の理由。後の仮説との組み合わせかもしれない。誰々の内に眠っているが、役目を果たすときのみ現れるとか。
仮説2:始まりの魔法使いは明日菜
これはパキャアン音がマジックキャンセルで障壁を破る音に似ているから。つまり、終わりの魔法使いと始まりの魔法使いは同一という仮説。
仮説3:始まりの魔法使いはオスティアの王族
明日菜じゃないのならこうだろうと。私的には可能性が低いがとりあえず挙げとく。
仮説4:始まりの魔法使いは近衛家の誰か
大穴! 月詠の発言「新旧両世界のお姫様」(25巻)から。また、魔法世界を造ったものは魔法世界外の人物であるべきと考えた結果でもある。月詠は修学旅行でもこのかのことをお姫様と呼んでいたので可能性は低いが、明日菜に匹敵する血脈があることは確か。
この仮説だと始まりの魔法使いはこのかのおばあちゃんかな。子を成すと死んで、現象化するとか。その場合、今度はこのかの母と戦うことになるね。
では、少し話を変えてオスティアについての描写です。
■オスティアについて
- 南の古き民と北の新しい民(23巻)
- オスティアは北の陣営(23巻)
- オスティアは天然の魔法の力で浮かんでいた(24巻)
- オスティアは魔法世界の文明発祥の地(24巻)
- 「オスティアの王族の血筋には代々不思議な力を持つ特別な子供が生まれてきた。この世界が始まったのと同じ力でこの世界に息づく魔法の力を終わらせていくという神代の力」(24巻)
- 世界最古の都王都オスティア(26巻)
これは連載のときにも気になったが、南を古き民としているのに、北に属するオスティアが魔法世界最古の都なのがおかしい。
もし、オスティアが元々南の民の領地で、北の民に奪われたのなら戦争に突入してもおかしくないはずだ。しかし、夕映が受けていた授業によれば、北と南はさまざまな確執こそあれ、全面戦争に至る理由はなかったとのこと。
仮説としては次が考えられる。
仮説1:世界全体に認識系魔法がかかっていて、皆不思議に思っていない。
仮説2:現実世界の住人に似ている民を現実世界からの移住だと思いこんだ。
仮説3:一千年前、魔法世界初期の資料は失われ、最古の都というのは伝説。
仮説4:過去の全面戦争の資料が失われている。
さて、話を今週号にもどそう。今週号で、異界が崩壊する可能性があることが判明した。では、完全なる世界の目的はなんだろうか。
■超の目的と完全なる世界の目的
- 「「人造異界の存在限界・崩壊の不可避について」論文1908年」(258時間目)
- 明治の中頃に麻帆良学園創立(2巻)
- 世界樹の周期は22年(9巻)
- 今回は異常気象の影響か世界樹の周期が1年早まった(9巻)
- ヘルマンを雇った者「学園の調査」「ネギとアスナの調査」(8巻)
- 「この時代に機械のサポートもなしにこれだけの戦闘力を個人で発揮できる人間がこんなにたくさん残っていたとはネ」(9巻)
- 超は火星人(10巻)
- 「この時代彼らは我々の世界とはわずかに位相を異にする”異界”と呼ばれる場所にいくつかの『国』まで持っている」(12巻)
- 「彼等『魔法使い』総人口6千7百万人」(12巻)
- 超の目的は魔法使いの存在をバラすこと(12巻)
- 「この時代の使い手は最新式の軍用強化服を生身で軽く凌駕する」(15巻)
- 「今後百年で火星は人の住める星になる」(15巻)
- 超はネギの子孫(15巻)
- 「ここは世界樹の魔力を集める装置の遺跡とかかも」(16巻)
- 「安全のため短距離跳躍を重ねて休みを挟みながら一週間を戻るつもりだったんだが」「世界樹の中心部の魔力を使った副作用でしょうか?」(16巻)
- 学園地下に無名の鬼神が石化封印されていた(16巻)
- 「一説には古代の魔法使いたちが世界樹の強大な魔力をここに集め、壮大な儀式を行うために築かれたとも言われています」(16巻)
- 超の目的は人類の存亡といった究極的事態に関係していない(17巻)
- 超の文様が闇の魔法の文様に似ている(17巻)
- 「私の望みは既に達せられた」(18巻)
- 超とフェイトに繋がりなし(19巻)
- 魔法世界人口は5〜7億(20巻)
- 魔法世界への転移が超の時間跳躍と同じエフェクト(20巻)
- 20年前が歴史上はじめての全面戦争(23巻)
- 今年は終戦20周年(24巻)
- フェイトたちの目的は世界を救うこと(24巻)
- 「奴らは世界を終わらせるつもりです」(24巻)
- 「ある側面から見れば確かに僕たちの目的はこの世界を破滅させることだ。だがそれも故あってのこと」(25巻)
- 「ヘルマン伯爵の任務も血迷って邪魔されたようですね。任務自体は成功だったようですが」(25巻)
- 「現実世界の人間を巻き込むのは本意じゃないんだよ」(25巻)
- フェイトの作戦は、旧ゲートポートの確保と旧王宮深奥部(25巻)
- 「彼はこの数百年で唯一僕(以下不明)」(25巻)
- 大戦最後の舞台はオスティア空中王宮最奥部「墓守り人の宮殿」(26巻)
- 「世界を無に帰す儀式」(26巻)
- 「世界の鍵「黄昏の姫御子」は今彼等の手にあるのです」(26巻)
- 「広域魔力減衰減少を確認! これまでに観測されたものの比ではありません!」(26巻)
- 「反転封印術式展開」(26巻)
- オスティア最奥部はゲートポートよりも奥(250時間目)
今度は多いよっ!
とりあえず、超の時代についてまとめる。魔法世界は消滅していて、魔法使いや気を扱う者は少ない。人は火星に住むことができる。つまり魔法使いは絶滅寸前まで追い込まれていることになる。
超の言う『魔法使い』総人口6千7百万人は、魔法世界人口が5〜7億であることを考えると、現実世界の魔法使い総数だろう。『魔法使い』と括弧で括られているのは気になる点であるが、今は置いておく。
とすると、超は魔法世界を救うつもりは全くない。超の目的が人類の存亡といった究極的事態に関係していないことからもそう言える。超が救いたいのは現実世界の魔法使いたちであり、未来では現実世界の魔法使いが人類との戦争に突入すると思われる。
超はネギに敗れ、「私の望みは既に達せられた」と言って未来に帰っていくが、果たしてこれの意味することはなんだろうか。
次に、フェイトたちの目的について考えていこう。
フェイトたちは現実世界の住人に対する被害を最小限に抑えているが、魔法世界の住人の命は知ったことじゃない。また、魔法世界を滅ぼすつもりがあることは明らかだ。(前回の記事ではフェイトが滅ぼすと明言していたことを忘れていた。)
では、何をするつもりか。
完全なる世界が20年沈黙を保ってきたのは、世界樹の発光が最大になるのを待っていたとするのが自然だろう。世界樹地下にあるゲートポートはカモの言うとおり、世界樹に溜められた魔力を魔法世界へ供給するためのものであり、フェイトたちはその魔力を使って何かを成そうとしているのだろう。そして、その何かは話の流れから魔法世界の崩壊に関係のあるものである可能性が高い。
問題は具体的に何をしようとしているかだが、それを論じる際の前提として、20年前に起こった史上初の南と北の全面戦争がある。異界崩壊を免れることはできないと論文が発表されてから100年。しかし、数百年前から存在していることをにおわせるフェイトらの組織が動いたのはここ20年である。論文発表から80年彼等は何をしていたのだろうか。また、論文が発表される前は何をしていたのだろうか。そして今回戦争を起こす必要はないのだろうか。この疑問に答えるのに最も手っ取り早いのはフェイトたちと大戦に関わりがないという説だろう。彼らには明日菜さえあればよく戦争が必要とは思えない。
目的を予想する最大の鍵はヘルマンを雇っていたのがフェイトたちであったこと。(これも前回の記事では忘れていたことだ。)ヘルマンの仕事は学園の調査である。ということはフェイトらの計画が進めば舞台が麻帆良学園に移ることも考えられる。世界樹の活性状況の調査だったかもしれないのではっきりとはいえない。現に、オスティア王宮最奥部とゲートポートには距離がある。
さて、フェイトたちの目的に仮説を立てよう。
仮説1:魔法世界の初期化
こちらは明日菜と始まりの魔法使いにより世界をリセットしようとしている場合。この場合フェイトたちは定期的に世界をリセットしてきたのだろう。
仮説2:魔法世界の末梢
一応立てたが、これ無理があるような。ほっといても魔法世界は崩壊するんだし。崩壊を早めようとしているのなら分かる。が、メガロメセンブリアが魔法世界を初期化させようとしていて、それを阻止するためにフェイトたちが動いているのなら、大戦の最後でナギたちと戦う意味はない。
さて、今回のネギまで出てきた最後の情報。魔法世界崩壊を知っているメガロメセンブリア上層部はどう動いているのか。
■ゲーデルそしてメガロメセンブリア上層部
- 「当然麻帆良学園他、各世界魔法使い組織の上位組織であるメガロメセンブリア上層部はこれを……」(258時間目)
- 「その魔法界を出て世界の人々の為に力を尽くすのが私達」(14巻)
- 魔法世界では、現実世界との交流を絶とうとする孤立主義が台頭している(15巻)
- ゲートポートは同時多発テロにより破壊(23巻)
- ゲーデルはネギたちを賞金首に仕立て上げた一派の一員である可能性が高い(254時間目)
- ネギの村を襲ったのは、その事件が起こることで最も利益を得るはずだった誰か(255時間目)
現実世界との交流を断とうとしているのが世界崩壊の運命を知るものだったのなら、現実世界に迷惑をかけることなく、自壊を待つという意見だろう。
もし、大戦がメガロメセンブリアの仕業だとしたら……人口を減らすことで崩壊までのリミットを延ばそうとしていたのかもしれない。
ゲートポート同時多発テロもフェイトたち以外の存在をにおわせる。ネギの村にもっとも近いゲートポートはメガロメセンブリアだし、ネギの村襲撃にも関わっていそうだ。
……カキキレナイママ、スイヨウビヲムカエタ。
読み返しで超とフェイトの目的に接点を見つけられなかったのが残念かつ考察を難解にしている。
明日発売のネギまでパズルのさらなるピースが明かされたらいいな。
>次へ続く?