死の輝き

PS3トラスティベルショパンの夢〜はシナリオ変更+マルチエンディングらしい。

私はこのゲームをXBOX360でプレイした。
というかこのゲームのためにXBOX360を購入した。


このゲームのシナリオを簡単に説明すると
ショパンが死に際ある夢を見る。
その夢の中でポルカをはじめとする多くの人に出会い、冒険する。
そして、冒険の最後にショパンは自分の死を受け入れる。
いろいろ伏線があったり、考察すべきよう要素があるので、ここでは詳しくは語らないが大まかに言うとそんな内容である。


物語の序盤、ショパンポルカに案内されて、ある花畑へ辿り着く。
その花畑が夜空へ向かって文字通り輝き誇ったのは、現実世界でショパンが死を迎える時刻だった。
その花は住民からは不気味な花「死灯花」と呼ばれているが、ポルカは星々を写す花「鏡天花」と呼ぶ。
そして、ポルカが言葉を投げかける。
「鏡天花と死灯花。貴方はどちらの名で呼びますか?」
それがこの物語のテーマ、今回のタイトルにあるとおり「死の輝き」だ。


……と思ってたのだが、公式攻略本を買って読むと、スタッフインタビューで全く違うことをテーマにしてたと知らされショックを受けたのを覚えているw

でも私はトラスティベルのテーマは「死の輝き」だったと信じている。
本当は違うみたいだけどね。
エンディグ後の「あれ」を考えたら一貫性がなくそんなわけ無いのにね。
でもシナリオを見る限りは「死の輝き」に見えたのだ。


話題を頭に戻そう。
トラスティベルのシナリオは難しい。
ここで言う難しいとは哲学的というわけではなくて、語られない部分が多いということだ。
そして、必然的にシナリオを理解するには自ら考察することになる。
それが面倒な人にとって、シナリオ加筆は大いに喜ぶべきことだろう。
でも、トラスティベルに「死の輝き」を見出した私には悲しいものであるのだ。
どうか、その解釈も失わないシナリオであって欲しいと願っている。
ん? 加筆じゃなくて変更? まさかな……。


そして、話題に上げたもう一つの追加要素であるマルチエンディングなのだが、これはどうだろうか。
私的には、何も問題ないハッピーエンドだったと思っている。
ショパンは自分の死を認め、主人公のアレグレットとヒロインのポルカは(描かれてはいないが)幸せになっただろう。
皆(少なくとも上の三人)が救われた。
つまりはあの流れでの他のエンディングが想像できないのだ。
となれば、あるとすればバッドエンディングなのだが……それは必要か?


私はPS3版を購入するつもりはない。
てかPS3持ってないしなw
でも、シナリオの出来がいいのならPS3と一緒に買ってみようかなとも思う。
金ないけどなw

私にとって不安が大いにあるが、XBOX版をプレイしていない人は興味があればプレイしてもいいと思う。
ショパンの名は伊達ではなくてBGMは綺麗だし、ちゃんとショパンの略歴を名曲と共に教えてくれる。
さすが次世代機。花畑の映像は美しいの一言だ。


さて、そろそろ資料作りに戻ろうかな……。